最も簡単な値上げの方法【治療院経営のツボ】

一人治療院や小規模な治療院であれば、利益を上げるために値上げを行わなくてはいけません。値上げをして新規の少なくなる治療院はありますが、それはマーケティングの力で解決することが出来ます。

まず値上げを実行するタイミングですが、稼働率が70%を上回った時です。稼働率が低い時は値上げをするタイミングではありませんので気をつけてください。

流行ってもいないのに値上げをするともっと来なくなります。開業初期から高い金額でいくならばいいですが、満員御礼状態が週の半分になって来たら、値上げの時期だとと考えましょう。

では、実際に値上げをする時の具体的な方法を解説します。

まずはパッケージ化

いままでの治療コースはそのままにしましょう。つまり既存の方はそのまま受けられるようにします。これが値上げによる流出を防ぐポイントです。

現在の治療コースはそのままで、違う商品を作ります。

その名も、

『+αパッケージ』

こちらは、現在のコースの1.7倍の価格設定にしてください。

読んでそのまま、今までのコースに+αを加えたパッケージです。

今までが治療のコースであれば、

・ストレッチを付ける

・トレーニングを付ける

・食事の指導を付ける

・美容鍼を付ける

・からだコンサルを付ける    などなど

このように、+αで上位版のコースを作ります。

既存の患者さんには、

『治療コースの上位版が出来ました、ご興味がある方はどうぞ』とアナウンスをするだけです。

希望者は申し込みますし、そのままの方もいるので流出することはありません。

今までの治療コースが安く見えるメリットもありますので、稼働率をみながら設定をしてみるといいと思います。

この方法の応用編が、『松竹梅』理論です。本当に買って欲しいものを竹に設定して、お客に選んでもらいます。今までのコースを梅に設定して、値上げをはかる方法もありますので、参考にしていただくといいともいます。

誰から値上げをするのか?

よく値上げで質問をされるのが、誰から値上げをすればいいのか?です。

既存も一気に値上げをしてしまう方もいますが、容易周到に準備をしないでやると相当数流出しますので、覚悟がある方はどうぞやってみるといいともいます。

私の場合は、先ほどのパッケージ化をして、既存に選ばせるやり方をしました。そこである程度高くても売れるんだ!と自信がついた時に、いままでの治療コースを広告媒体から消しました。

つまり新規からの値上げです。既存で通常コースを希望される方はそのままで、新規からは値上げが設定されたコースしかありませんので、そのまま売るだけです。

『既存の方から何か言われたりしませんか?』と質問されますが、何も言われませんのでご安心ください。裏メニューで受けれているんですからむしろラッキーですよね!

値札を書き換えれば、値上げは簡単に出来ます。

治療家にはいろんなノウハウを持っているのですから、パッケージ化だって難しくありません。

商品開発に時間を使わないで、まずは設定してみましょう。

売れなかったら、商品内容を変えてみればいいです。

売れちゃったらその場で一生懸命治療メニューつくってくださいね!

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プロフィール

山﨑 由浩
山﨑 由浩(やまざきよしひろ)
海外開拓治療家コンサルタント
グローバルインターネットマーケター®︎
日本の施術を世界に発信中
整体起業・副業コンサルタントも務める。

日々患者さんの悩みに向き合う治療院経営から、世界での治療家の価値と必要性を感じ、日本の手技や施術を伝えなければならない。と海外事業へとステージを変えています。

日本とベトナムへ治療院を展開中

世界でもエイジング最先端を走る日本において、治療院業界は他の国でも注目をされています。地域の困っている人を笑顔にするのと同じで、まだ治療院業界のない地域へ、日本の手技や施術が役に立てないのか?を考えながら仕事をしています。

目の前の患者さんを笑顔にする。これは日本でも、世界でも、同じです。