from:やまざきよしひろ
この記事を読んで頂いている先生は、
治療院ビジネスは、リピートビジネスであることはご理解頂いていると思います。
言ってみれば、全てのビジネスは、リピートビジネスだというのも間違いではありません。
車に例えると、
まずは車体を購入してもらう。
同時にアップセルでグレードアップ、
クロスセルでオプションやナビの取り付けなどの提案がある。
納車一ヶ月や半年点検を無料で行う。
一年後は有料の点検。
一年半後にも点検とオイル交換。
二年後は、有料点検と、来年の車検のお知らせ。
三年後は実際に車検。
その後も定期的にお知らせが届いて、オイル交換などで定期的に接触。
数年後に、購入店を気に入っていたら、車を買い替える。
車やさんも、立派なリピートビジネスですね。
購入単価が高いので、頻繁に車を買う訳ではありませんが、
オイル交換や点検、メンテナンスを買って頂き、
その為に、何度も何度もDMや電話でのやり取りがあります。
これを治療院に当てはめて考えましょう。
辛い状態で、まずはお試しで来院。治療計画に納得してもらう。
症状が改善してもらうまで継続して来院。
改善してきたら、メンテナンスへ誘導。
月に一度のメンテナンスで通院。
この流れで、治療院に患者さんが定着してくれるのはご理解頂けると思います。
それでは実際の手法についてお話をしていきます。
まずは治療計画について、
今の体の状態がどうなっているのか、辛い、結果が出ない患者さんは知りたいです。
そして、治るのか、治らないのか結果と未来を知りたいです。
この部分を説明してください。
そうすれば、治療計画に納得してくれますので、そのまま来院してもらえれば良いです。
そして必ず、メンテナンスの通院の話をしておいてください。
理想的な状態は、月に一度メンテナンスを受けて調子がいい体をキープすることですよ。
とお話をしておくといいです。
症状が良くなったから通わなくてもいいと言うことではありませんので。
もし、改善までの回数がはっきりとわかる先生であれば、
回数券などを提案するのも一つの方法です。
通常よりも少し安くなりますので、患者さんからすると良い条件しかありません。
提案をして回数券分の予約を取ってあげてください。
一回6000円の治療院であれば、5回を25000円にする位でいいと思います。
まとめて金額を受け取ることができるので、
開業初期の先生には広告費に回せたり出来るのでおすすめです。
ある程度症状が改善をして来たら、メンテナンスのステージです。
良い状態をキープするのが目的ですので、私は月一回をすすめています。
今月も調子良かったです。そんな患者さんの笑顔を見るのが嬉しい瞬間でもあります。
ここで、出てくるブロックは、患者さんを無理に通わせるというマインドです。
痛くなかったら来なくていい。
これでは無責任です。次来る時は患者さん痛い状態になっているんですよね?
辛い症状を与えて、また治しにくる。
これでは意味がありませんし、真の治療院の姿ではありません。
メンテナンスを勧めるのに抵抗がある先生は、
このように患者さんに質問してください。
『来院した時みたいな体の状態になりたいですか?』
この質問に、『なりたくない』と答えた人だけに、
メンテナンスをすすめてみてください。
患者さんが良い状態をキープしたいと希望されているので、
メンテナンスで通ってもらうことに抵抗はありませんので。
リピートしない原因の第一位は?
あなたが、今まで行ったことがある美容院や飲食店などで、
毎月連絡が来るお店はありますか?恐らくほとんどないでしょう。
ましてや、治療院からレターやDMが来た経験はありますか?
ちなみに私は一度もありません。
結構潜入して色々な治療を受けるのが好きなのですが、
その後レターやDMが届いたことは一度もありませんね。
本当に患者さんを治す気あるんですかね?
唯一定期的にDMが届くのは、鎌倉の鶴岡八幡宮からです。
初詣やお礼参り、子供の七五三や、厄年のお祓いなど、
その時期に合わせたDMが必ず届きます。
名前・年齢・住所がリストとして使用している、
間違いなくコンサルタントを付けていますね!!
厄年の時には、振り込み用紙まで入っていたのには驚きましたが。。。
リピートしない一番の原因は何かご存知でしょうか?
先生の治療技術が悪過ぎでなければ、最もな原因はこれです。
それは『忘れてしまう』ことです。
先生の治療院では、患者さんと定期的に接触をとっていますか?
私がやっている患者さんとの接触方法を解説します。
・初めて来院した翌日にはサンキューレター
・初診の翌週から三回にわたってフォローアップレター
・月に一度のニュースレター
・キャンセルになってしまった方へのレター
・三ヶ月来院のない方へのレター
・治療後の電話
・明日予約の方への電話
・LINEでのやり取り
このような接触回数を上げることで、潜在的に治療院のことを覚えてくれます。
結果的に、リピートが増えるのは間違いありませんので取り組んでください。
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