メンテナンス目的の患者さんは何人いますか?【治療院経営のツボ】

from:やまざきよしひろ

質問です。先生の治療院には、

メンテナンス目的で来院している患者さんは何人いますか?

または、

初診時に抱えていた問題が解決しているのに、通院し続けている患者さんは何人いますか?

 

もし先生の治療院に、症状を抱えている患者さんしか来院していないのであれば、

先生の治療院の経営は安定していないでしょう。

その理由を解説します。

リピートが取れている先生であれば、

症状を抱えている患者さんは、治療計画通りに通院をしているはずです。

患者さんの体の状態を説明して、治療計画に納得してもらい、

通って頂いていると思います。

これは先生の治療を受ける『理由』があるからです。

 

では、症状が取れて良くなって来たらどうなりますか?

恐らくこのやり方だと、

『様子みてみます。』

『痛くなったら電話します。』

などと言われて、来なくなる事でしょう。

もちろん患者さんの分母が多い、10年以上やっている治療院ならこれでいいと思います。

 

ですが、開業をして5年以内の治療院や、

安定して月商100万を超えない治療院であれば、

メンテナンスの教育をして、定期的に通院する患者さんを作らなくてはいけません。

治療院の経営を安定させるのは、患者さんの分母です。

月に一回〜二回は必ず治療を受けにくる人を何人抱えるかで、

治療院経営の安定は決まります。

 

患者さんにメンテナンスの意識がないと、

新規を大量に取り続けなければいけないです。

新規集客には多大な費用と労力が掛かります。

ですが、一度通った事がある人に関してはどうでしょうか?

特をしたりなどの労力は掛かったとしても、費用は五分の一ですみます。

 

新規の患者さんが払う施術料金5000円、

既存の患者さんが払う施術料金5000円、

金額は同じですが、掛かっている経費が違います。

 

新規を呼ぶのに3000円以上の広告費

既存患者さんを呼ぶのに52円のハガキ3枚

経費にはこれだけ差があります。

 

メンテナンスに価値を感じてもらうには

私の治療院にも月に30件以上問い合せがありますが、

その中でも予約を取るのは20件前後です。

はじめの電話の段階で、偉そうだったり・態度が悪かったりする人は

予約を取らないようにしています。

通う意識のない人をみても仕方ありませんので、広告費はもったいないですが、

確実に通ってくれそうな人だけ予約に入れるようにしています。

 

実際に予約でいらした初診時に治療計画と同時にメンテナンスの説明をしていきます。

私の場合は以下のように説明をしていますので参考にしてください。

 

『○◯さんの体の状態ですと、

一週間に一度の治療で、6回を目安に来院してください。

その後は状態をみながら、2週間・3週間と間隔をあけて行きます。

最終的には、月に一度のメンテナンス通院で、

痛くならない調子の良い状態をキープして頂くのが理想的です。』

ポイントは、症状を取るところを目標としない。です。

月に一度のメンテナンスで、

調子が良い体をキープしてもらうところに目標を設定してください。

この教育は通院する度に何度も伝えてください。

するとメンテナンスで通うが普通になりますので、

症状が取れても通ってもらう事は可能です。

メンテナンスで通う事の価値を患者さんに理解してもらうのは先生の責任であり、

患者さんの体を預かる治療家の指名だと私は思いますので、メンテナンスをすすめてくださいね。

 

時代は予防医学です。

体を壊してから治療を受けるのでは遅いのです。

本当に体を壊して、手術などを受けると、医療費もさらに掛かりますので、

メンテナンスで体を悪くしない視点を患者さんに持ってもらう事が、

日本の医療費の削減や経済の発展にもつながります。

先生が思っている以上に、患者さんは体を悪くしたくない気持ちは強いです。

是非この気持ちに答えてください。

結果的に治療院の経営も安定しますので。

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プロフィール

山﨑 由浩
山﨑 由浩(やまざきよしひろ)
海外開拓治療家コンサルタント
グローバルインターネットマーケター®︎
日本の施術を世界に発信中
整体起業・副業コンサルタントも務める。

日々患者さんの悩みに向き合う治療院経営から、世界での治療家の価値と必要性を感じ、日本の手技や施術を伝えなければならない。と海外事業へとステージを変えています。

日本とベトナムへ治療院を展開中

世界でもエイジング最先端を走る日本において、治療院業界は他の国でも注目をされています。地域の困っている人を笑顔にするのと同じで、まだ治療院業界のない地域へ、日本の手技や施術が役に立てないのか?を考えながら仕事をしています。

目の前の患者さんを笑顔にする。これは日本でも、世界でも、同じです。